初めてバイクで高速道路を走るときのポイント
こんにちは、MotoCampです!
以前、初心者ライダー向けに公道を走るときのポイントをまとめた記事を書きました。
今回はその続編として、初心者ライダーが初めて高速道路を走るときのポイントについてまとめてみました。
初めての高速って怖いですし、バイクの免許しかない人は教習で習わないので不安もあると思います。
この記事では
・そもそも高速が初めて
・何か準備しておくものはあるの?
・バイク特有の気を付けることは?
といった疑問を解消することを書きました。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
【目次】
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高速道路を走る条件
バイクで高速道路を走るには、126㏄以上の排気量のバイクに乗っている必要があります。
ピンクナンバー、黄色ナンバーの原付・バイクは高速道路を走ることができません。
年齢制限はなく、自動二輪免許を取得した日から高速道路を走ることができます。
ただし!
2人乗り(タンデム)で高速道路を走る場合は運転者が20歳以上で、2輪免許を取得してから3年経過していなければいけません。
事前準備
高速道路を使って遠出する場合、少し準備しておくと安心です。
空気圧は適切に
あらかじめタイヤの空気圧は適正にしておきましょう。
空気圧が不足していると燃費にも悪影響があります。
出発のときにガソリンスタンドで測ってもらうか、自宅でポンプを使っていれておきます。
遠出するならカッパがあると安心
高速道路で遠出すると、思わぬ雨にあうことがあります。
できればバイク用のカッパを持ち物に入れておくと安心です。
服装や装備
次に服装や装備についてです。
ヘルメットはジェットかフルフェイス
高速道路はその名の通り、車が高速で行き交っています。
そのため落下物や飛び石が起きる可能性があり、必ず顔や目を保護するバイザーのついたヘルメットをつけましょう。
具体的にはジェットヘルメットかフルフェイスヘルメットがおすすめです。
転倒時の安全性にもつながりますので、持っていない人はぜひ用意しておきましょう!
服装は風であおられないものを
高速をバイクで走る際、かなりの風圧が体にかかります。
服は風でばたつかないものを着るようにしましょう。
風であおられるような服は着ているだけで疲れてしまいます。
また、風が強いと予想外に寒く感じることがあるため、防風効果のある上着だと安心です。
おススメはプロテクターの内蔵されたライディングジャケットです。
コミネのJK-555は風でばたつかないだけでなく、防風機能や防水機能もあり、天候の変化から体を守ってくれます。
詳しいレビューも書いています!
とにかく高速道路では風が当たり続けますので、ほかにもネックウォーマーなども使ってうまく体温調整しましょう!
お金はすぐ出せるように
ETCのないバイクの場合、料金所でお金を払うことになります。
財布をリュックに入れていたりすると、
リュックを下ろして、財布を探して、グローブを外して、お金を探して・・・・
とかなりモタモタしてしまいます。
後ろの車両からのプレッシャーが怖い・・・・。
タンクバッグやウェストバッグなどからすぐに財布を出せるようにしておくとスムーズ!(でも本当はETCが一番スムーズ!)
ロードサービスには入っておこう
高速道路に乗って遠出するわけですので、もしものマシントラブルには備えてロードサービスには加入しておきましょう。
高速道路では事故や故障以外にもうっかりガス欠することもあります。
ロードサービス大手のJAFが2017年に高速道路でバイクを救援した理由のトップは燃料切れで全体の約24%、2位はタイヤのパンク等で約11%でした。
けっこうベタな理由でロードサービスのお世話になることが多いということですね!
いざという時の備えはしておきましょう!
こちらでバイクで加入できるロードサービスの一覧を紹介しています。
バイクでの高速の走り方
ではいよいよバイクに乗って高速道路を走ってみましょう!
ポイントごとに見ていきます。
車に乗る人もいるとは思いますが、そもそも高速道路が初めてという人を前提に説明していきます。
合流のとき
料金所を通過すると、高速道路との合流に差し掛かります。
だいたい「合流注意」などの看板がでています。
首都高などを除いて、だいたい左側が合流車線、右側が高速道路本線です。
合流する際はこの合流車線で80~100kmくらいまでしっかり加速して、右側の本線に車線変更する形で合流します。
3速や4速あたりを使うと加速がしやすいでしょう。
初めてのときは加速するのが怖いと思いますが、高速道路でゆっくり走るとかえって危ないので、合流車線でしっかり加速しましょう!
合流のときは横に目線を移して、横と後方にぶつかりそうな車がないことを確認して合流します。
無事合流できました。
前後の速度に合わせて、しっかり車間距離をとって走りましょう。
道路の真ん中を走る
走行中に気を付けることはまず、「道路の真ん中を走ること」です!
バイクが車線の左端を走っていると、同一車線上で右側ギリギリから抜いてくる車があります。
めちゃめちゃ危ないです!
この写真は私が実際に危険な追い越しをされたときのものです。
本当にこういう人がたまにいるのでバイクでも堂々と車線の真ん中を走りましょう!
速度は一定に
高速道路ではだいたい80km~100kmあたりが制限速度になっています。
この範囲で一定の速度を保つようにして走ります。
急加速や急減速は事故の原因になるので、周囲のスピードに合わせて走行します。
基本的に5速や6速を使って走ることになりますね。
このとき速度を保つのに役立つのがスロットルアシストです。
スロットルアシストがあると、アシストに手のひらを乗せるようにして加速調整ができます。
ハンドルをひねり続けなくて良いので手首がかなり楽になります。
特に250㏄くらいの小排気量のバイクは常にスロットルを開けないといけないので、アシストがあると便利です。
休憩はこまめに
高速道路では強い走行風を体に受け続けます。
初めは大したことがなくてもじわじわ疲労が蓄積してくるので、1時間に1回程度を目安にこまめに休憩をとりましょう。
車間距離はしっかりと
事故を予防するためにしっかり車間距離をとりましょう。
高速道路では時速100kmの場合、前方とは100mの車間距離を空けるのが良いとされています。
白線とその空白部分を合わせて20mありますので、これを5セットで100mという計算になりますね。車間距離を確認しながら安全運転していきましょう。
大型車両には近づかない
車間距離を空けることとも関係ありますが、バスやトラックといった大型車両には近づかないようにしましょう。
大型車両の後ろでは視界がさえぎられますし、排気ガスも浴びてしまいます。
また、大型車両の横だと強烈な風圧を浴びることがあります。
横風には注意
高速道路で横風を浴びると運転に支障が出ることがあります。
軽い車両ほど風にあおられやすくなるのでニーグリップでしっかり車体バランスを保ちましょう。
横風を受けやすい場面としては大型車両の近くや吹きさらしの橋の上、標高の高い地域などです。
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最後までお読みくださりありがとうございました!
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