MotoCamp~キャンプ好きなライダー日記~

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バイクの二人乗り 後ろの人が知っておきたいコツ

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はいこんにちは、MotoCampです!

以前、バイクで二人乗り(タンデム)をする際のライダーのコツについて、記事を書きました。

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今回は、バイクの後ろに乗る人(タンデマーとか、パッセンジャーと呼びます)の乗る前の準備や実際に乗ったときのコツや注意点について書いていきます。

 

この記事は 

「彼氏や友人にツーリングに誘われたけど、後ろに乗るときなにか気を付けることはあるの?」

「バイクって怖そうだけど、安全面はどうすればいい?」

そんな疑問や不安を持っている人に向けて書いています!

特に後ろに乗ることになった女性が、どんな準備をすればいいかについても詳しく説明していきます。

 

【目次】

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バイクに乗るときの服装

服装のポイント

服装で気を付けるポイントは次の5点です。

万が一バイクが転倒したときにけがをしないよう、基本的に肌を露出させないように心がけてみてください。 

・長袖・ロングパンツが基本で、風でばたつかないもの。

・足元はくるぶしの隠れるブーツが理想(なければスニーカー)

・春秋は風で寒いかもしれないので一枚上着があると良い

・大きなピアス・髪留めはヘルメットに引っかかるのでつけない

・カバンはリュックかメッセンジャーバッグなど、手に持たないもの

 

ヘルメットとグローブ

次にヘルメットとグローブですが、この2つは「ヘルメットとグローブは貸してもらえるの?」とライダーに聞いておきましょう。

 

普通どちらも用意してくれると思いますが、グローブがない場合、自分の持っている手袋をもっていきましょう。

なにも無いときは軍手とかでも仕方ないですが、丈夫な革製のものだと安心です!

 

ヘルメットについては「ジェット」タイプか「フルフェイス」タイプを身に付けるようにしましょう。

 

「ジェット」とは頭の側面まで保護するタイプのヘルメットを指します。

 

「フルフェイス」とは頭部をすべて守るヘルメットを指します。

ヘルメットの中では最も保護される範囲が広いです! 

 

もしライダーがあなたに「半ヘル」をつけさせるときは、乗るのをやめたほうがいいです。

「半ヘル」とは頭頂部のみ守るタイプのもので、

頭の側面やアゴ、顔がむき出しです。 

万が一の事故があったときにあなたの大事な頭と顔が守れません。

 

きつい言い方ですが、そんなものをつけさせる人のバイクには、乗らない方が身のためです。

 

また、中には

「ヘルメットをかぶると髪型がくずれる」とお悩みの方もいるとは思います。

髪の毛がヘルメットでぺったんこになるのが嫌なのはよくわかります。 

わかりますが、やっぱり髪の毛ぺったんこになるより、死んだり顔が無くなるほうが悲惨なので、ヘルメットはしっかりとかぶりましょう!

 

 

バイクの乗り降り

 

ツーリングの当日に待ち合わせして、これからバイクに乗ろうとしているとします。

タンデマー(バイクの後ろに乗る人)がバイクに乗り降りするときに気を付けるポイントとしては、

・乗るとき、降りるときは必ずライダーが「いいよ」って言ってから

・乗るときは片側に大きく体重をかけずに、なるべくバイクの中心に体重をかけながら乗る 

この2点を気を付けましょう。

 

ポイント1つ目の声掛けは、タンデマー(後ろに乗る人)が勝手に乗り降りされるとバイクは簡単にバランスを崩して転倒するので、その防止のためです。 

2つ目については同じく転倒防止のためです。

タンデマーの体格の関係で難しい場合、片側のステップに足をかけて乗りましょう。

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乗るときはお互い一声かける

 

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タンデマーはバイクの中心に体重をかけながらまたがって乗ります。片側だけに体重をかけると転倒の原因に。体格の関係で無理な場合は一言ライダーに断ってステップに足を載せて乗りましょう。


 

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乗っているときのコツ

 

さて、乗り込んでこれからバイクが発進するところだとします。

バイクは特性上、タンデマー(後ろに乗る人)も安全に配慮して行動しないといけない乗り物です。

主にタンデマーが運転中に気を付けるポイントは 

・荷物になりきる
・ニーグリップ
・ライダーの腰やグラブバーを握っておく 

の三点です。

 

荷物になりきる

 

タンデマーは「荷物」とか「お地蔵さん」になってもらうのが一番といわれています。

要は「バイクが傾いたらタンデマーも一緒に傾く」ことが重要です。

バイクは車体が傾いてカーブを曲がります。

もしタンデマーがバイクが傾くのを怖がって体を垂直に戻したなら、バイクはカーブを曲がれないでしょう。

逆に、タンデマーが面白がって必要以上に体を傾ければ、バイクはバランスを崩して転倒してしまうかもしれません。 

タンデマーの挙動がバイクに影響するため、タンデマーはライダーおよびバイクと一体の動きをしてほしいのです。

 

ニーグリップ

 

ライダーと一体の動作をしてもらう上で大事なのがニーグリップです。 

タンデマーの場合、ライダーの腰をヒザで挟んでホールドするようにします。

そうすることで体が安定するため、ライダーの運転が楽になります。

 

タンデマーがニーグリップするメリットは、 

・カーブのとき、タンデマーがライダーと一体となるので曲がりやすい

・急ブレーキのとき、ライダーはタンデマーの体重を下半身で支えられる 

2点がメリットとして挙げられます。

 

タンデマーに余裕があればぜひ実践してほしいところです。

仮にタンデマーのニーグリップが甘い状態で急ブレーキをかけると、タンデマーはライダーの上半身に寄りかかってきます。

このとき、ライダーはこの重さを腕で支えなければならなくなることを頭のすみに置いておいてください。

 

グラブバーや腰を掴むのがおすすめ 

 

初めてバイクの後ろに乗るときにどこをつかむのが良いのか、お伝えします。

特に背もたれなどがない、体を預けるところがない車種では、大事なポイントです。

 

掴むところのパターンとしては 

①バイクのグラブバーやベルト

②ライダーの腰

③ライダーの肩

④ライダーに抱き着く 

が挙げられます。

(グラブバーとは、バイクの後ろに乗る人がつかまるための棒やでっぱりのことです)

  

おすすめは片手はグラブバーを掴み、もう片手はライダーの腰を掴むやり方です。

 

後ろのグラブバーだけを掴むと、急発進のとき体を支えづらく、ライダーの腰だけを掴むと、急ブレーキのとき体を支えづらくなります。

両方の事態を考えて、前後で体を支えられると良いと思います。 

 

 

改めてタンデムの乗車姿勢のメリットデメリットをあげると次のようになります。

つかまり方はライダーの好みもあるので、どこをつかめば良いのか相談しながら決めてみましょう。 

 

①片手でグラブバー、もう片手でライダーの腰を掴む乗り方

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メリット:最も安定する乗り方。加速・減速両方に対処できます。

デメリット:特になし。しいて言うなら見た目がガチっぽい。

 

②両手でグラブバー を掴む乗り方

 

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メリット:体が安定し、減速に対応しやすい。これもおすすめです。

デメリット:後ろにグラブバーがある場合、止むをえず急加速したとき、タンデマーが対処できない可能性もあるのが心配。

 

 

③肩を掴む乗り方

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メリット:比較的ライダーの動きを制限しない。加速・減速にある程度対応できる。

デメリット:グラブバーを掴むときと比べてタンデマーが安定しない。

急ブレーキのときにライダーの上半身に負荷が強くかかる。

 

④抱きつく乗り方

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メリット:カップルの場合、いちゃいちゃ感をエンジョイできる。

デメリット:男同士だとお互いまったくうれしくない。

ライダーの体の動きはとても阻害されるので、運転しづらい。

 

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急ブレーキのとき

ライダーが安全運転をしていても、やむを得ず急ブレーキをしないといけないときがあります。

車と違い、タンデマーも急ブレーキに対処しないとバイクから振り落とされる可能性があります。

急ブレーキに対処するためのコツは次の3点です。

 

・運転中は前方を見て道路状況を把握しておき、急ブレーキを踏むのを事前に察知できるようにしておく。

・急ブレーキ中はニーグリップ(膝でライダーの腰を強く挟む)で、自分の体重を下半身で支える。

・自分の体重を支えられず、上半身が前につんのめりそうになったら、ライダーの肩を押すよりもガソリンタンクを押すようにして体を支えるとライダーが楽。

 

タンデムをサポートするアイテム

 

色々と説明してきましたが、最後にタンデムツーリングを快適にするアイテムをいくつか紹介します。

 

ジェルパッドパンツ

 

バイクのタンデムシートは、バイクの種類によっては小さく、あまり乗り心地が良くないものがあります。

お尻にジェルパッドのあるパンツをはくと、バイクからくる振動や衝撃を和らげてくれます。

お尻が痛くなりやすい人、痔の人などにおすすめです!!

 

 

ネックウォーマー

 

春秋は意外と気温が下がったりするものです。

首元から冷気が入ると体温が奪われますので、ネックウォーマーをしておくと安心です。

特に冷え性の方はバイクに乗ると予想以上に体が冷えることがあるので、春秋でも暖かくしておきましょう! 

 

 

 

まとめ

 

最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。

タンデムツーリングは何よりもライダーがタンデマーへきちんとケアすることが大事です。

同時に、タンデマーもバイクの特性を理解して、安全運転に参加することも必要です。 

気を付けることは少なくないですが、バイクからの眺めや、目的地に着いた達成感を共有できる楽しみは、タンデムツーリングならでは! 

それでは皆さん良いタンデムツーリングを~!

 

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